アメリカでも食べ台湾!

アメリカのサンディエゴ駐在に伴い、「食べ台湾」から「アメリカで食べ台湾」にブログ名を変更しました。サンディエゴの日常やアメリカの美味しいグルメをご紹介いたします。


タグ:鴨頭

寧夏夜市の入口というか出口というか、屋台が並んでいる通りの南側、南京西路側の端に常に人だかりが出来ている屋台があります。發發東山鴨頭(ファーファードンシャンヤートウ)鴨を主体とした屋台で、好きな食材を選び、全部素揚げをしてもらうシステムです。人だかりが出 ... 続きを読む
寧夏夜市の入口というか出口というか、屋台が並んでいる通りの南側、南京西路側の端に常に人だかりが出来ている屋台があります。

發發東山鴨頭(ファーファードンシャンヤートウ)
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鴨を主体とした屋台で、好きな食材を選び、全部素揚げをしてもらうシステムです。
人だかりが出来ている理由としては、皆さん揚げ上がりを待っているからです。

看板の下にはメニューと金額が書いてあります。
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どのメニューがどれかなかなか分かりにくいですが、高くても60元(鴨舌頭)なので、取り敢えず好きなモノを選んでみましょう。

一度醤油ベースの味付けで煮こまれた食材ですが、串に刺されたものや、野菜が挟まれたものなど色々あります。
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奥には豆干(ドウガン、豆腐の硬いもの)や、豬血糕(ジューシエガオ、豚の血をもち米で固めたもの)などもありました。
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取り敢えずボウルを取り、トングで好きな食材を入れていきましょう。
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入れ終わったら店員さんにボウルを渡し、その場でお支払いをします。

お支払いをすると番号札を貰えます。
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番号札の番号が呼ばれたら引き取るシステムですが、中国語で呼ばれます。
また番号も1、2、3…と番号順ではないので、言葉に自信がない人は自分の食材が入ったボウルの行方を見守りながら、自分のが出来上がるタイミングを待ちましょう。
あとはお会計を先にした人を覚えておくというのも有効ですね。

屋台の奥では、順番にそれぞれの食材が揚げられていきます。
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揚げ終わると、屋台のまな板の上でガンガンと食べやすい大きさに切り分けられます。

そして番号が呼ばれます。
私の場合は「54」だったので「ウーシュースーハオ!!」と言われました。
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「要不要辣?(ヤオブヤオラー?)」
「辛くする?」と聞かれるので、辛いのが好きであれば「要(ヤオ)、苦手であれば「不要(ブヤオ)」と答えましょう。
デフォルトだと辛い赤い粉が少々、あとから胡椒をドバっとかけてくれます。

出来上がりはこんな感じです。
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袋の外から揚げたての熱気が伝わって来ます。
串で食べたいものを刺して、バクっと頂くと胡椒の味がピリリと効いてビールが欲しくなること間違いなし!

と、このままじゃ中身が見えないので一旦家に戻って皿の上にあけてみました。
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なぜソーセージ?と思われるかもしれませんが、はい、普通のソーセージです。
このチープ感がとっても大好きなので、私はついつい頼んでしまいます・・・。

こちらは鴨の頭です。
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食べやすいように、頭部を一刀両断してありますが、どこがどの部分かわかりません。
取り敢えず骨はありますが、ガブッと噛み付き、柔らかくて歯で削ぎ落とせる部分は食べてみましょう。
皮っぽい部分や、内部の部分、舌の部分などそれぞれ全然味が違い、そしてこれがまた美味でした。
また他の食材もカラッと揚げられており、噛むとジュワッと脂が滴る感じです。


ということで、鴨の頭などの素揚げを堪能してみました。
寧夏夜市の入口にある屋台なので「見たことあるけど、試したことない!」という方も多いのではないでしょうか?
鴨の頭はハードルが高い!という場合は、手羽の部分など馴染みがある部位も多いので、是非試してみてください。


發發東山鴨頭

台北市大同区寧夏夜市
営業時間:17:00〜24:00
店番号:139

西門町(シーメンディン)は、昔から文化発信地として栄え、老舗のものから流行のものまで混合している面白い街でもあります。参照:Wikipedia 西門町そんな西門に古くからある老舗の滷味店、つまり煮物のお店にやってきました。煮物?日本の煮物のほうが美味しいよ!なんて ... 続きを読む
西門町(シーメンディン)は、昔から文化発信地として栄え、老舗のものから流行のものまで混合している面白い街でもあります。

参照:Wikipedia 西門町

そんな西門に古くからある老舗の滷味店、つまり煮物のお店にやってきました。

煮物?日本の煮物のほうが美味しいよ!なんて思いがちかもしれませんが、煮物といっても台湾風煮物、一度食べたら多分病みつきになります。

私もその内の一人。

場所は漢口街と武昌街の交差点を、少し西に行ったところにあります。

老天禄滷味(ラオティエンルールーウェイ)
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赤い看板で結構目立ちます。
時間帯では結構な行列があることも。

ショーケースには各種、煮た鴨や鶏が並んでいます。
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日本では見慣れない、足の先や頭も並んでます。
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 名物は鴨の舌です。
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買い方は列に並び、自分の番が来たら店員さんに好きなものを幾つ欲しいか言って、袋に入れてもらい、お会計っていう流れです。
基本指差しで注文はOKです。

各種購入して、自宅に持ち帰ってみました。
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独特の良い香りが袋から漂ってきます。

鴨胗(ヤージェン)40元
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鴨の砂肝です。
鶏の砂肝は食べたことありますが、鴨の砂肝って日本ではなかなか見かけませんよね。
サイズは鶏の2倍くらいでかなり巨大です。
コリコリ部分と肉々しい部分と2つの食感が楽しめました。

鴨翅(ヤーチー)27元
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鴨の手羽先の部分です。
肉よりもプリプリのコラーゲン部分が多い気がします。
歯で削ぎながら食べるので、少々食べ辛いですが、美味しいですねぇ。

鴨心(ヤーシン)40元
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鴨の心臓です。
鶏の心臓は結構好きなんですが、鴨のは大きいですね!
鶏の二回りくらい大きくて、食べ応えありました。

雞腿(ジートォイ)60元
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鶏の足も並んでいたので買ってみました。
いやー!テカテカしていて美味しそう!
ガブっと一口!
もう耐えられません!!!
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ということでビールを用意してみました。
今回は煮物の味が濃かったので、KIRIN Bar Beerをプシュッと開けてみました。
飲み慣れた日本のビールって感じで、チキン片手にビール!
最高です。

鴨舌(ヤーシャー)10個140元
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こちらのお店の名物、鴨の舌です。
食べるところが少ないのに、1個14元計算で結構高めです。
形にそって骨が入っているので、歯で肉をそぎ落として頂きます。
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歯ごたえはプルンプルン、そしてピリ辛!
思わずビールをグビッと飲んでしまいました。
これだけ別で調理してあるようで、ピリリと唐辛子の味がします。
珍味ですね。
美味しいです!

鴨頭(ヤートウ)40元
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苦手な人は絶対無理!見るのも無理!な鴨の首から上の部分です。
店員さんが食べやすい大きさに切ってくれました。
鶏肉もせせりといって、首の部分が美味しいように、鴨の首も脂がのって最高に美味しかったです。

もちろん頭部も頂きました。
舌もありますし、北京ダックでもお馴染みの脳ミソも白子のようでとても美味しかったです。


ということで、ビールのおつまみに最高な滷味のご紹介でした。
鴨や鶏以外にも牛や豆腐などもあるので、買い込んで酒盛りもいいですね!

ちなみにこちらのお店では、各種お菓子系のお土産が揃っていました。
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老天禄滷味

台北市萬華区武昌街二段55號
営業時間:9:30~22:00
http://www.lautianlu.com.tw/products.php