今回は涼麺(リャンメン)の簡単レシピをご紹介したいと思います。

涼麺を「冷やし中華」と表現する場合もありますが、日本の冷やし中華と大きく違うのはコシのないボソボソ麺を使っていることと、具がほとんど入っていないことです。


台湾の涼麺屋さんは24時間営業のお店もあり、朝食や昼食、飲んだ後の〆の麺としても美味しくいただけるお手軽なB級グルメです。

ほぼタレだけの涼麺も多いのですが、それもさみしいので今回は鶏肉が入った鶏絲涼麺(ジースーリャンメン)をスーパーやコンビニで手に入る食材と調味料のみで簡単に作ってみました。
IMG_8415
涼麺の材料(1人分)
・ゆで麺1袋(既に茹でてある中華麺)
・ほぐしサラダチキン(袋半分ほど)
・芝麻醤(大さじ2杯)
・水(大さじ1杯)
・醤油(大さじ1杯)
・酢(大さじ1杯)
・砂糖(小さじ1杯)
・ニンニクチューブ(お好み量)
・きゅうり千切り(お好みで)


涼麺の麺はコシのないボソボソとした食感のほうがタレと絡まりやすいので、スーパーの冷蔵庫コーナーに置いてあるゆで麺で再現することにしました。簡単調理のためにチキンはコンビニのパックのものを使用しましたが、自分で豚肉の細切りを茹でたり、ザーサイを細かく切ったりするなど、アレンジも可能です。
芝麻醤は少し大きめのスーパーの中華食材コーナーに置いてあります。
では早速作ってみたいと思います。

最初にゆで麺を水でササっとほぐします。
IMG_8418
スーパーなどで数十円で販売されているゆで麺はそのまま食すことが可能ですが、「加熱調理が必要です」という文言がないか必ず確かめてからお買い求めください。

全体がほぐれたら、水をよく切って置いておきます。

次にタレを作ります。
ボウルに下記の調味料を入れましょう。
・芝麻醤(大さじ2杯)
・水(大さじ1杯)
・醤油(大さじ1杯)
・酢(大さじ1杯)
・砂糖(小さじ1杯)
・ニンニクチューブ(お好みで)
IMG_8419
ニンニクチューブは1センチほど入れましたが、お好みで調整してください。
ニンニク好きの方はタップリ入れてもOKです!

全部入れたら良くかき混ぜます。
IMG_8420
麺の上のタレがのるくらいのネットリ感が理想です。イメージはカレーくらいのネットリ感ですかね。
ネットリしすぎる場合は、お水を小さじ半分くらい追加して調整してください。
逆にシャバシャバの場合は芝麻醤が足りないので、こちらも少しずつ追加してみてください。

全体が混ざったら、ほぐしチキンを半分ほどタレの中に投入します。
IMG_8421
ほぐしながらタレを混ぜ混ぜしてタレの完成です。
IMG_8422

先程お水でほぐしたゆで麺を手ごろな皿に盛り付けましょう。
IMG_8424
そこに先ほどのタレをのせたら完成!
IMG_8426
きゅうりの千切りはお好みでいれましょう。

では実際にいただきます!
IMG_8427
うーん!この麺のボソボソ感がいいですね!
年代がばれますが、昔給食で出たソフト麺を彷彿とさせるような麺です。
最初食べた時の涼麺の印象は「なんだこのコシゼロの具なし冷やし中華は!」と驚きましたが、逆に今ではコレじゃないと満足できない味覚になってしまったので、コシゼロ最高です。
タレもなかなかうまく再現出来ていると思います。
芝麻醤の香ばしいゴマの香りが効いたタレが、鶏肉との相性バッチリ。
今思えば、鶏を使用すると棒棒鶏みたいになりますね。


ということで、台湾麺の中でも専門店が多く、人気のお店も多い涼麺のご紹介でした。
本当は甘い味噌汁と一緒にいただくことも多いのですが、こちらはまだ上手く再現できていなので別の機会にご紹介できればと思います。
涼麺の味変として、途中で辣油やワサビを入れたりするのもアリなので、ぜひ試してみてください。