お家で食べ台湾シリーズ、今回はみんな大好き!「鶏肉飯」を作りたいと思います。

IMG_7618

鶏肉飯といえば、白飯の上に鶏肉(または七面鳥)がのったシンプルな逸品。
シンプルなだけにタレが美味しさを左右します。

【鶏肉飯の材料】(2~3人前)
・鶏胸肉:1枚
・塩(大さじ1:茹で鶏用)
・ラード:大さじ1
・醤油:大さじ1
・フライドオニオン:大さじ1
・鶏スープ:大さじ4(鶏の茹でた残り汁を使用)(60㏄)


先ずは鶏の胸肉を茹でましょう。
お鍋にたっぷりの水を入れ火にかけたら、塩を大さじ1入れます。
IMG_7604
沸騰したら鶏胸肉を中に入れましょう。
IMG_7605
鶏胸肉を入れると一瞬沸騰が止まるのでもう一度沸騰するまで待ちます。
沸騰したら10秒数えて火を消して蓋をしましょう。
IMG_7608
余熱で中まで火が通るので、このまま30分放置します。
茹ですぎるとパサつく鶏肉ですが、この方法だと中がしっとりの状態に仕上がります。
※分厚い鶏肉の場合は中まで火が通りにくい場合があるので、必ず火が通っていることを確認してくださいね。

30分後、鍋から鶏肉を取り出します。
茹で汁は後でタレとして使うので捨てないでください。
尚、残った茹で汁は美味しい出汁が出ているので、スープとしても使えますよ。

こちら取り出した鶏胸肉。
IMG_7609
手で割くのですが、まだまだ熱いので10分程置いておきます。

様子をみながらこうして手で割いていきます。
IMG_7613
私は皮好きなので皮も一緒にいれちゃいます。
気になる方は外してもOKです。
IMG_7614
はい、これで一旦鶏肉飯の具の部分が完成です。

次はタレ作りです。
鍋にラードを大さじ1杯入れます。
IMG_7610
弱火で火をかけ、全体が溶けたらフライドオニオンを大さじ1杯いれます。
IMG_7611
そこに醤油を大さじ1杯と、先ほどの鶏肉の茹で汁を大さじ4杯(60㏄)入れて、かき混ぜます。
※この時、脂が跳ねやすいので気を付けてください
IMG_7612
全体がシットリしたらタレの完成です。
IMG_7615

尚、今回のフライドオニオンは魯肉飯で使用したものと同じものです。
詳細は魯肉飯の記事をご覧ください。
 


では鶏肉飯を盛り付けましょう。
お茶碗かどんぶりに白飯を盛り、割いた鶏肉を適量のせ、上からタレを掛けて完成!
IMG_7618
一口食べると、タレが絶妙で美味しい!!!
フライドオニオン(台湾では油葱酥というフライドエシャロットを使用します)の香ばしさが脂にしみこみ、醤油との相性がバッチリなタレになっています。
味も本格的で台湾で食べる鶏肉飯と遜色ありません。

そしてこの柔らかい鶏肉がこれまた最高!
台湾で食べる鶏肉飯は少々パサついた歯ごたえがあるものが多いため、ちょっと物足りないと思ってしまうほど柔らかいです。

ちなみにタレが染み出した白飯はタレ―ライス状態。
IMG_7623
この染み込んだ状態がまた美味しいんですよねー!

美味しいのでもう一杯いきます。
二杯目はもちろん味変です。

そう、目玉焼き乗せ!!!!
鶏肉飯加荷包蛋(ジーロウファンじゃーハーバオダン)ってやつですね。
IMG_7619
両面を若干焼いて、なんとなく台湾っぽさを出してみました。

もちろんコレをやります。
IMG_7620
トロっと流れ出た黄身が香ばしいタレと融合して、3倍美味しくなりました!!


ということで、今回は鶏肉飯を作ってみました。
前回の魯肉飯に続き、自画自賛してしまいますが、これ本当に美味しいです。
美味しすぎるので食べすぎ注意です。
個人的にはフライドオニオンの活用方法が色々見出だせたので、今後は手放せない調味料になりそうです。
ぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね!


追記:コメントをいただいたので追記しておきますが、台湾では鶏肉飯といっても七面鳥(ターキー)を使った鶏肉飯があります。台湾中南部、嘉義という地域の名物で「火雞肉飯」と表記され、また「嘉義火雞肉飯」と店名に入れることも多いです。もちろん鶏肉飯と書きながら七面鳥を使っているお店もありますが、火雞肉飯と必ず七面鳥を使っています。
ちなみに、台北で七面鳥を使った火雞肉飯を食べられるおススメのお店と言えばこちらです。