台湾の食べ物屋さんで「焿」(ガン)という字を見かけることってないでしょうか?
「焿」 とは、台湾の言葉でとろみのついたあんかけやスープの意味。
なかなか漢字からは想像のつきにくい料理ですよね。

今回は、焿の料理である、鴨肉が入った美味しい 「鴨肉焿」をご紹介いたします。

場所は台北市のお隣、新北市の三重区。
といっても、最寄り駅は民権西路駅からMRTで3駅の三重国小駅です。
そこから徒歩7、8分ほど、仁愛路を北上し、店名の一部にもなっている龍門路を右へ曲がっていくと、左手にあります。

北港龍門生炒鴨肉焿  (ベイガンロンメンシェンチャオヤーロウガン)
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店先に厨房兼レジがあり、左側が店内で食べる時の「内用區(ネイヨンジュ)」、
右側がお持ち帰りの「外帯區(ワイタイジュ)」です。
メニューは、生炒鴨肉焿60元という、麺入りの鴨肉とろみスープのみ。
中に入れる麺をいくつか選ぶことができます。
黄色っぽい普通の麺の麺(ミエン)、ビーフンの米粉(ミーフェン)、春雨の冬粉(ドンフェン)、そして平たい米からできた粿仔(グーヤー)の4種類です。

オーダーシートはなく、順番が来たら麺の種類を口頭で注文し、その場で受取&お支払いです。
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受け取ったらお盆に載せて店内へ。
厨房の中を通してもらって、奥の席へ着席。
お昼過ぎの小さな店内はお客さんでぎゅうぎゅうです。
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ではいただきましょう!

生炒鴨肉焿  (粿仔)(シェンチャオヤーロウガン、グーヤー)60元 
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スープが濃厚そうななんともいい色をしていますねぇ。
さっそく一口いただきます。
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おおーーーっ!
鴨のスープなのですが、鴨だけではないですね。
もっと深くてまろやかで、とっても甘味があります。
一緒に煮こまれている玉ねぎやもやしの仕事でしょうか。
強すぎないショウガとにんにくの香りがちょこっとアクセントになっています。
とっても美味しい!
 
こちらは鴨肉。
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薄めにカットされていて、柔らかい~。
スープと一緒に口に入れると、とっても美味しいです。

麺は粿仔にしました。
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この麺、もちもちくにゅくにゅと気持ちのよい食感がします。
表面はつるっとしているのですが、とろみのおかげでスープがよく絡みます。

さあではここで、テーブル調味料に登場いただきましょう。
ザ・赤い粉の辣椒粉。
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サラサラできめ細やかな、唐辛子のパウダーです。
これをスプーンですくい、ふぁさっとお椀の中へ。
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日本の唐辛子のようには辛くないので、辛いもの好きならちょっと多めに入れても大丈夫。
投入したら、よーく混ぜましょう。
全体に赤くなったら、完成です。
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これがまた美味しい!
甘みのあるスープに辛さが加わると、一段と深みが増して美味です!
とっても素敵なマッチング。
デフォルトは辛いのではなくて、こんな風に味の変化を楽しめるのがうれしいですよね。
あっという間にスープも全部、完食です。


ということで、とっても美味しい鴨肉とろみスープ麺をご紹介いたしました。
写真ではわかりづらいのですが、一人前のサイズはそれほど大きくないので、食べ歩きやおやつにぴったりの一品です。
朝から夕方まで通し営業していますので、ぜひふらっと訪れてみてくださいね。



北港龍門生炒鴨肉焿
営業時間:8:30~18:00
定休日:日曜日
最寄り駅:三重国小駅