【閉店しました】
台湾で見かける「素食」の文字。
台湾で見かける「素食」の文字。
これは台湾のベジタリアン料理を意味しており、日本でいう精進料理のようなものです。
今回は素食の中でも乳製品や卵、ネギやニラなども含まない純植物性食品のみの全素(ビーガン)料理である美味しい精進料理が食べられるというお店へとやってきました。
こちらでは一品料理以外にも飲茶でいただく精進料理としても知られているようです。
場所は101からも近い微風南山という商業施設の2階にあります。
香港心齋素食餐廳(シャンガンシンジャイスーシーツァンティン)
少し洋風な店内です。
こちらがメニューで飲茶料理もいくつかあります。

ドリンクは「花」を使ったものが多く、見た目もきれいですね。

こちらは単品料理。

お店のお勧め料理(招牌菜)を頼めば間違いないでしょう。
先ずは飲茶がやってきました。
黒松露野菌餃(ヘイソンルージュンジャオ)180元

黒松露、黒トリュフのことです。
中に見える細かい黒い粒がトリュフを細かくしたもので、透明な皮に包まれていますね。
特に醤油などは付けず、このままいただくそうで、ガブっと一口。

中に入っているのは細かくしたエリンギでしょうか。
コリコリひた食感が美味しく、鼻から芳醇なトリュフの香りが抜けます。
素材の味だけが広がりますが、とても調和がとれており美味しいです。
金銀腸粉(ジンインチャンフェン)140元

香港飲茶と言えばこれですよね。
米粉で作られたプルプルの皮の腸粉。
ちなみにこちらの米粉は紫米も入っているようで、ピンク色をしており一般的な粉腸よりも具が多い感じです。

中には揚げた湯葉などが詰められており、皮のモチモチ感と中のパリパリ感が美味しかったです。
荷塘吐艶(ハータントゥーヤン)580元

薄く切った冬瓜で蓮の実を巻き、まるで花束のような一品。
下にはブロッコリーも見えます。
こちらも素材と若干の塩味を感じるくらいの優しい味で、冬瓜のみずみずしさが美味しいです。
水煮竹笙(シュエイジュージューシェン)520元

四川料理の一つである水煮です。
これの素食は初めて見ました。
メインの具材は竹笙、キノコの女王とも言われる高級食材のキヌガサダケです。
シャクシャクとした食感があり、水煮の麻辣スープをほどよく吸っており、美味しい!
辛いのが苦手な人はちょっと厳しいかもしれません。
蘿蔔絲酥餅(ルォボォスースービン)140元

トローリ大根が入ったサクサクの一品ですが、これがまた美味しい!!
松仁黒松露醤炒飯(ソンレンヘイソンルージャンチャオファン)480元

黒トリュフが入った炒飯です。
お米はパラパラ感のあるインディカ米を使っており、こちらも黒トリュフのほんのりとした香りがします。
素食なのでモチロン肉類の旨味など入っていませんが、綺麗に味がまとまっており、とても美味しかったです。
香椿野菌炒飯(シャンチュンイエジュンチャオファン)480元

香椿は日本では「チャンチン」と呼ばれるセンダン科の落葉高木のことで、葉は食材として食べられているようです。
結構独特な香りがあり、花のような香りとナッツのようなコクが入り混じった感じです。
若干クセがあるので苦手な人もいるかもしれませんが、珍しい味でした。
最後にデザートをいただきましょう。
棗茸千層糕(ザオロンチェンツェンガオ)120元

ナツメ使った素朴なデザートです。
ウイロウような食感で、甘すぎず最後の締めにはピッタリでした。
紫薯奶蓋(ジーシュナイガイ)120元

店内はかなり冷房が効いていたので、暖かい飲み物が欲しくなりホットを頂きました。
ムラサキイモ豆乳、といった感じでしょうか。
優しいお味でこちらもホッとする味でした。
ということで美味しい精進料理のご紹介でした。
微風南山の美食としても名高いお店だそうで、多くのお客さんで賑わっていました。
香港心齋素食餐廳
台北市信義區松智路17號2樓(台北市信義区微風南山2階)
営業時間:日~水:11:00〜21:30 / 木〜土:11:00〜22:00
最寄駅:台北101/世貿駅
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