台湾旅行で外せない料理と言えば、火鍋もその一つ。
ただ、火鍋って有名店だと値段もそれなりにするし予約も必要であるお店が大半なので、旅行客にとっては少し敷居が高いですよね。

でも探すと手頃で美味しく尚且つ予約なしでも食べられる火鍋屋さんが台北にはたくさんあります。
ということで今回は、気軽に立ち寄れる火鍋屋さんをご紹介したいと思います。

場所は、台北駅6番出口から徒歩5分ほどの信陽街沿いにあります。

瓦法奇朵(ウァファチードゥオ)
写真1(外観)
ホテルかカフェのようなオシャレな外観です。
店内も、落ち着いたモダンなインテリアで統一されています。

写真2(内観)
こちらがメニュー。
日本人だとわかると、日本語メニューを持って来てくれました。
menu
お鍋と四川料理、裏面はピザにパスタ、カレーライスまであります。
ドリンクメニューは、フルーツを使ったものが豊富。
デザートメニューも色々あるので、お茶だけしに来るのでも十分満足できそうな内容です。

注文は、オーダーシートに書き込む方式。
下記のような感じで、順番にチェックをいれていきましょう。
写真7(オーダーシート表)
写真8(オーダーシート裏)
今回は、2人前の鍋セット699元(2人分の値段)をオーダーしました。
スープは、四川麻辣鍋(スゥ チゥァンマーラーグオ)と香濃牛奶鍋(シャンノンニョウナイグオ)のミルク味の二つをチョイス。

「中辣」にしようと思いましたが、店員さんから辛いよ!とアドバイスをいただき、「小辣」に変更。
店員さんの言う通りで、小辣でもかなり辛いのでご注意ください。
写真9(鍋)
鍋は持ち手の所が龍になっていて、渋いですね。
写真10(鍋の龍)
お肉は豚肉・牛肉をチョイスしました。
写真11(豚肉・牛肉)
海鮮は蝦仁漿(シャーレンジャン)の海老のすり身、野菜は、大陸妹(ダールーメイ)と金針菇(ジンジェングー)のエノキダケを。
写真12(海老のすり身)
写真13(野菜)
大陸妹は、レタスによく似た葉野菜のことですが、レタスのように生で食べることはせず、火を通していただきます。
シャキシャキしていてとっても美味しいので、見かけたら頼むべき一品です。

麻辣鍋好朋友(お鍋の友)からは、鴨血(ヤーシエ)と老油條(ラオヨウテャオ)である揚げパンを注文。
写真14(鴨血など)
麻辣鍋を頼むと鴨血は食べ放題で最初から鍋の中に元から入っているというお店もありますが、こちらは入っていません。
必要であれば、ここで選ぶようにしましょう。
麻辣鍋と言えば、やっぱりこの鴨血と老油條はマストな存在です。

餃子と団子からは、香菇貢丸(シャングゥゴンワン)のシイタケ団子と蛋餃(ダンジャオ)の卵餃子を選んでみました。
写真15(香菇貢丸など)
この二品も、鍋に入れるとだしが出てさらに美味しくなるのでおすすめです。

最後にドリンクです。
店員さんおすすめと言うことで、水果茶(シュエイグオチャ)のフルーツティーと、芒果汽水(マングオチーシュエイ)のマンゴーソーダを注文。
水果茶はプラス30元かかります。
写真16(水果茶など)
フルーツティーには、新鮮なりんごやオレンジ、パッションフルーツなどが入っていて爽やかな後味。
食事と共にもしくは食後のどちらがいいか聞いてくれますが、麻辣鍋が辛いので先に持って来てもらうと良いかもしれません。

それでは、早速いただきましょう!

麻辣鍋は、舌が痺れるような麻味とヒリヒリとした辛さの辣味が効いていて、辛い!
でも、後から来るダシの味が何とも言えない美味しさでクセになります。

牛奶鍋(ミルク)の方は、牛乳と出汁がマッチしていて、マイルドな口当たり。
麻辣鍋と交互に食べると口の中の辛さが消えてちょうど良いです。

まずは蝦仁漿、海老のすり身を入れてみます。
写真17(海老のすり身鍋に入れている所)
大きな海老が入っていて、食感はぷりっぷり!自分で絞って入れるのが楽しいですよね。

蛋餃の卵餃子もいい具合に煮えています。
写真18(蛋餃鍋の中)
香菇貢丸のしいたけ団子はスープを吸って、大きくなっていますね!
写真19(香菇貢丸鍋の中)
貢丸は、スープに入れたり鍋に入れたりと、台湾料理には欠かせないものです。つみれとはちょっと違いプリプリとした食感で、噛めば噛むほどに味がにじみ出てきます。
しいたけ味の貢丸は、麻辣のスープを吸ってピリ辛に。
一押しのおすすめ具材です。

そして火鍋と言えばこれ!油條、揚げパン。
写真20(油條鍋の中)
お鍋屋さんの油條は一般的なものよりカチカチになるまで揚げているのですが、これを煮込んでグチュグチュにしてしまう方を見かけますが、軽く浸すだけでOKす。
サクサクとした食感が好みなら5秒、しっとりした食感が好みなら10秒〜15秒くらいがベストです。
鍋の油を吸ってちょっと辛めになりますが、食感が美味しいです。
ついつい食べ過ぎてしまう、これぞ鍋のベストオブフレンド!

そして忘れてはならないのが凍豆腐(ドンドウフ)ですね!! 
写真21(凍豆腐鍋の中)
漢字の通り、一度凍らせてあるのですが立った状態の豆腐なのでスープを吸いこみます。
噛むと口に溢れてきて美味しい!

最後に、セットについてくるデザートも頂きました。
奶茶冰淇淋(ナイチャービンチーリン)のミルクティー味のアイスクリームが付いてきます。
写真22(奶茶冰淇淋)
甘過ぎずあっさりしていて美味。
辛いものを食べた後に甘いものって最高ですね!

また、こちらのお店では、鍋を頼むと四川料理が半額になること(お一人様一品限り)
これは頼むしかない!と言うことで、

先ずはどこでも見かけると必ず頼むこちら。

口水雞(コーシュエイジー)219元(元値438元)
写真23(口水雞)
ヨダレ鶏ですね。
見た目辛そうなのですが、実際はそこまで辛味は強くありません。
鶏肉はとっても柔らかく、ラー油とゴマの味が効いています。台湾の鶏肉って本当に美味しくて大好きです。

重慶乾鍋蝦(チョンチンガングオシャー)169元(元値338元)
写真24(重慶乾鍋蝦)
四川風海老炒めという感じでしょうか。
大ぶりな海老が綺麗に並んでいますね。海老の甘みとほのかなピリ辛さがマッチしていて海老好きにはたまらない一品です。

そして追加で頼んでいた本当に最後のデザート。

焦糖雲朵莓果鬆餅(ジャオタンユンドゥオツァオグオソンビン) 220元
写真26(焦糖雲朵莓果鬆餅)
キャラメルクリームのベリーパンケーキ・・・これは頼みすぎたかも。 
でもパンケーキはふわふわ。
キャラメルのクリームとベリーを上にのせて一口。
うん!おなかいっぱいなのを忘れるくらい美味しい! 
右にあるのはミルクティー味のアイスクリーム。
あっさり食べたい時はアイスクリームに絡めて食べたりと、何通りも味を変化させながら楽しむことができました。


ということで今回は、台北駅付近で食べられる火鍋のご紹介でした。

メニューはバリエーション豊かでどれも美味しく、また来たいと思える満足のいく内容です。特に、鍋は注文しやすいところがポイントですね。
初めての台湾旅行でも困ることなく楽しめるお店だと思うので、気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。


瓦法奇朵

営業時間:11:30~22:00
最寄駅:台北駅