「KALDIが昨年に引き続き台湾フェアを開催していますよ!!」

と食べ台湾読者からご連絡いただきました。

台湾フェアの名前は、「食べよう!台湾」、略して「食べ台湾!」

これは食べ台湾筆者としてレビューするしかありませんね!
ということでタイミング良く購入できたので、実際に購入してレビューしたいと思います。

KALDIの台湾特集「食べよう!台湾」はこちらからどうぞ。
https://www.kaldi.co.jp/kaldinews/event/seasonal/taiwan2018.php#more

ちなみにオンラインショップの品目は合計33種類(2018年4月6日現在)
https://kaldi-online.com/category/TAIWAN/
昨年レビューしたものや、台湾直輸入のものもありますが、今回のレビューはKALDI独自製品に絞ってレビューしたいと思います。

参考まで昨年のレビューはこちらから。
【レビュー】KALDIの台湾シリーズ

昨年の台湾フェアで売り出された商品は、正直「コレジャナイ!」とツッコミたくなるレベルのものや、これ企画した人、絶対台湾行ったことないでしょう!というような、残念なものもありました。
各レビューをKALDIお客様センター宛に送付し、今後の製品にぜひ役立てて下さい、と1人の消費者の立場として連絡もした(返信はありません)ので、今回は期待したいと思います!!

しかし前回と同様のスタンスで、本レビューは、「これが台湾の本場の味なんだ」という誤解を生ませないためにも、筆者が個人的な経験を踏まえて、現地の味と比べてどうかということに重きを置き記載しております。人によっては不快に感じる記事かもしれませんが、ご容赦下さい。

ということで、第一弾はこちら!

台湾汁なしラーメン(238円)
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おっと、いきなりこれですか。


ご存じの方も多いですが、日本で流行っている「台湾ラーメン」というものは台湾にはありません。
もちろん、「台湾まぜそば」も台湾発祥ではありません。
両者とも名古屋発祥のらーめんで、台湾のものではないんですよね。
wikipedia:台湾ラーメン
wikipedia:台湾まぜそば

しかし、これは台湾まぜそばではなく、「台湾汁なしらーめん」。
もしかしたら、乾麺に花椒粉をまぶした辛味のあるローカル麺のようなものかもしれません。
いやでも、台湾汁なしらーめんの商品説明サイトに「甘辛醤油に五香粉が香る」と書いてある・・・。

では恒例の成分表を見てみましょう。
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にんにくやニラなどなど見えますね。
特筆するべき所と言えば、OEM先が「加ト吉水産」ってとこでしょうか。
テーブルマーク株式会社のグループ企業であり、JTの傘下でもあります。
製造工場は群馬ということで、ホームラン軒と同様の製造工場なので、ホームラン軒の台湾ラーメンとジャージャー麺のようなものかもしれません。(食べたことありませんが)

また、「こちらの商品は寿がきや食品株式会社との共同開発品です」との記載があります。
寿がきや食品といえば、愛知県が本社のラーメン店も経営する食品会社ですね。
台湾ラーメンという名古屋発祥のラーメンを即席麺でも製造しておりますので、ますますこのラーメン、台湾にはないラーメンの予感がします。


しかし食べる前から色々分析してもはじまらないので、早く食べましょう!!!

作り方はカップの横に書いてあります。

かやくを入れて、お湯を注ぎ・・・
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4分後に捨てる!!!
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いやぁ、この部分は台湾じゃないです。

なぜかと言うと、台湾の汁なしカップ麺はお湯を無駄にしない!!!

維力 大乾麺 の記事を参考にしていただきたいのですが、カップが二重になっており、お湯は捨てずにスープとして飲むんです。
二重カップが特許を取っていて色々あるのかもしれませんが、ぜひ日本企業も取り入れてほしいですね。

すみません、脱線しました。

調理を開始しましょう。
取り敢えずかやくを入れてお湯を注ぎ、4分待ちます。
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湯切りをしてから、付属の液体スープを入れ、混ぜ混ぜ。
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底に具と油分が溜まるので、たくさんマゼマゼしましょう。
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そして出来上がり!
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台湾汁なしらーめんの商品説明サイトには「五香粉香る!と書いてあるものの、五香粉の独特な匂いは殆どせず、カップラーメン独特のチキンパウダー系の匂いがする程度です。

取り敢えず一口。
お、太めの麺が油そばのように油と味を絡みつけてますね。
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味は何でしょう、少し甘めの醤油ベースのタレと少々のニンニク風味、ピリっとくる鷹の爪が良いアクセントです。
いやぁ、結構美味しいですね。
若干油分が多いけれども、味は良いです。
太い麺もそこそこのコシがあり、個人的にはなかなか好きな味ですね。

しかし、疑問が一つ残ります。
これって台湾の何麺を表現しているのでしょうか・・・?


ということで、★5個で表現すると

再現率:測定不能
美味さ:★★★★☆

素直な感想だと、汁なしカップ麺としては油分が多いけれども美味しいです。
でもどこの辺が台湾なのか、交差点でも 夢の中でも どこを探しても見つかりません。

台湾ブームに乗って、何でもかんでも「台湾さ」をアピールすれば取り敢えず売れるっぺ、みたいなレベルでの企画ではないとは思いますが・・・。
また流石に「名古屋の台湾ラーメン」を「手軽に台湾気分を味わえる」というコンセプトの台湾フェアで売り出すこともされない思いますが。

これはKALDIお客様センターへ聞いてみるしかありませんね。

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カルディご担当者様
お世話になります。
当方、食べ台湾という台湾の食に特化したブログを書いております者です。

この度、KALDI様が発売された「台湾汁なしらーめん」を実際に購入し食べさせていただきました。
個人的に好きな味ではありましたが、台湾のどの麺料理を表現しているのかわかりませんでした。

手軽に台湾が味わえる、というコンセプトであれば、台湾料理を元に企画・製造されていると思いますので、お手数ですが元となる料理を教えて下さい。

どうぞよろしくお願い致します。
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追記:カルディお客様センターより返信を頂きました。
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名古屋の台湾ラーメンの有名店である味仙のルーツが台仔麺だったということはわかりましたが、ラーメン好きにとっての「台湾」のイメージは台湾ラーメンである、というのはどうなんでしょうか!?
また台湾=五香粉というのも、日本=テリヤキ、と同じような安易な考えかと思います・・・。

もう少し台湾のことを深く知ってから、今後の商品企画に取り込んで頂きたいですね。


以上、若干不完全燃焼のレビューではありましたが、台湾汁なしラーメンのレビューでした。

次回もお楽しみに!


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食べよう!台湾フェアは4/30(月祝)までです。
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