朝におかゆが食べたい!
というリクエストも日本からの友人にも多いんですよね。
中華圏の朝食として連想するものの一つにお粥が出てくるのですが、日本のお粥のように白粥を出すお店も多いので、「鹹粥」(シェンゾウ)をご紹介したいと思います。

鹹粥を食べられるお店は市内にもたくさんありますが、今回はお気に入りのこちら。

場所は龍山寺駅を北上して徒歩7分ほど、西昌街沿いにあります

老艋舺鹹粥店(ラオメンシャーシェンゾウディエン)
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看板こそ新しいですが、老舗のお店です。

中に入るとテーブルがあるので、そちらに座りましょう。

カウンターの奥にはメニューが貼られています。
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基本は口頭注文です。
言葉が通じないとわかると、優しく対応していただけますので安心です。

注文するとすぐにこちらのカウンターで作りはじめ、すぐに運ばれてきます。
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鹹粥(シェンゾウ)20元
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具が入ったおかゆです。
鹹粥の鹹という文字は塩味という意味なので、塩粥ですね。
とはいえ、スープを見る通り、塩味だけではない少し複雑なダシが出ているように見えます。

また一般的にお粥は、お米が少し崩れるくらいに煮込まれ、トロッとした様相になっていますが、鹹粥は結構サラサラです。
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日本で言う雑炊、もしくはお茶漬けのような感じでしょうか。

一口スープをいただくと、「優しい味」やってきます。
決して薄味ではないものの、ダシ具合も優しく、二日酔いの朝に食べたくなる感じです。
何味か?と聞かれてもなかなか表現しづらいですが、肉系のダシ味ですかね・・・。
ホント、サラサラサラっ!っといけて、おすすめです。


お粥だけでは物足りない!という場合はこちら。

紅焼肉(小)(ホンシャオロウ)50元
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台湾のこのようなお店で良く見かけるこちらの肉料理。
棒状の豚バラ肉に紅麴(ホンチュウ)(べにこうじ)と呼ばれる赤色の麹を塗って揚げている一品。
揚げてある部分の食感がサクサク。
一般的な麹と違い、もう少し酸味というか鼻に抜ける味が強く独特な味ですが、個人的には大好きです。
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これがまた鹹粥と合う合う。
実は写真を見ると鹹粥の中にも小さく一切れだけ入っているんですよね。
器の奥に見えるのがそれです。
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ということで、鹹粥のご紹介でした。
日本の粥と違いサラサラしているので、日本の粥とは違いますが、いい感じのダシが効いていて私は好きな味です。
鹹粥の中に入っている紅焼肉、一片食べて気に入ったら追加注文というのも良いかもですね。
もちろん鹹粥一杯だけ食べるというのでも、まったく問題ありませんので、ぜひ訪れてみて下さい。


老艋舺鹹粥店

営業時間:6:00~14:00
最寄り駅:龍山寺