今回は本店が台湾北東部の宜蘭にあり、宜蘭の名産である三星葱をふんだんに使った小籠包のお店をご紹介致します。

場所は、通化夜市がある通化街から一本入ったところにありますが、若干わかりにくいので、GoogleMapをご参考下さい。

正好鮮肉小籠湯包(ゼンハオシェンロウシャオロンタンバオ)
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路地の奥の方にLEDで光輝く「正好湯包」の看板が目印です。


お店の前には蒸籠が積まれ、小籠包がどんどん作られていました。
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店内は結構狭いです。
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カウンターのような席が6席ほど、4人掛けが2つです。

卓上調味料はこんな感じです。
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刻み生姜に醤油とお酢がスタンダードですね。
ちなみに胡椒は酸辣湯用です。

注文方法は、口頭で。
小籠包を一つであれば、「小籠包一籠(シャオロンバオ、イーロン)」でOKです。

空いてる席に座り、待つこと5分ほどでやってきました。

湯包(タンバオ)90元
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小籠包=小籠湯包、それを略して湯包ですね。

小籠包って見た目が素敵ですが、ここの小籠包はかなり独特な感じで素敵な佇まい。

表面がサラッとしていながら、中身が透けて見えます。
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透けて見える緑色の物体が、宜蘭の名産である三星ネギです。
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まずはレンゲに乗せて、横から箸をサクッと入れると、素敵なスープが溢れ出てきます。
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このスープをすっと飲むと、この個性的な小籠包のTHEネギな部分が思いっきり味わえます。
ネギってこんなに甘いんだ!と思うことは確実でしょう。

皮をペロッとめくると餡に葱がふんだんに使われていることがわかります。
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正直何もつけずに食べてもOKなほど!
小籠包=肉の旨味と思っていましたが、これは葱が主役で、肉が葱の甘さを引き立てていると感じてしまいます。

とは言え、スタンダードに生姜をのせて頂きましょう。
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醤油+お酢+辣油に生姜を入れてみました。
ピリッとした辣油がお酢と醤油の旨さを引き立て、生姜のひと味が追いかけてくる感じです。
個人的にはこの組み合わせだと、せっかくの葱の旨味が飛んでしまうので、生姜ナシのほうが好みかもしれません。

酸辣湯(スヮンラータン)35元
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もちろんこの酸辣湯にも、三星葱が乗っています。
スタンダードな時点で、結構胡椒が効いており、味付けはコク旨な感じで、好みの味です。
酸っぱさと辛味は日本で食べる酸辣湯より少ないので、お好みでお酢と辣油を入れると良いでしょう。
35元でこの美味しさは大満足です。


ということで、葱がネギネギしくて葱マニアにはたまらない小籠包でした。
一つ一つお店の前で手作りしており、出来たてが食べられるので、冷凍ものとは全然違った美味しさを味わうことができます。
若干場所がわかりにくいのが難点ですが、迷ってでもたどり着きたい名店でした。
ちなみに絶賛発売中で、先日重版も致しました激ウマ食べ台湾!にも掲載しておりますので、良かったらそちらでもご参考ください。

ちなみにこちらのお店、通化街の通り沿いから見ると、一番奥に若干見える白いLEDがそちらです。
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正好鮮肉小籠湯包

台北市大安區通化街57巷6號
営業時間:17:00〜00:00