南国と思われがちの台湾ですが、こちらにも冬季があり、あつあつの火鍋を囲んだり、のんびりゆっくりと温泉に浸かりたい、そんな気分になる季節があります。
そこで冬の台湾を楽しむべく、毎年冬季に台湾全国で開催されている「湯どころ−台湾温泉美食カーニバル」をご紹介します。
ちなみに台湾は言わずと知れた温泉大国で、冷泉・熱泉・独泉・海底泉など多様な泉質があり、私の友人は台湾旅行に来ると、台北から近い温泉地に毎朝バスに乗って行き、温泉と食を楽しまれています。
「湯どころ−台湾温泉美食カーニバル」
(提供:観光局)
この「湯どころ−台湾温泉美食カーニバル」は2015年10月2日から2016年1月31日まで開催される、台湾全土の温泉業者と協力し、地元グルメとディープな旅行情報を組み合わせた総合プロモーション活動です
「湯どころ−台湾温泉美食カーニバル」
この活動は毎年台湾全国にある温泉地が厳選され、今年は17箇所の温泉地が選ばれました。また今年のイベントでは180軒以上の「温泉マーク」を取得した業者と特色ある旅館、レストランが優待サービスを実施するようです。
また温泉パスポートは、台湾全土の各ビジターセンターで無料入手でき(ダウンロードも可能)指定店では、優待価格で温泉を楽しむことができるようです。
(提供:観光局)
「湯どころ−台湾温泉美食カーニバル」のWEBサイトでは、温泉地の名店として旅館やホテルのご紹介、温泉特典として各地のイベント情報、温泉小旅行として温泉エリア図や温泉グルメなどの紹介、温泉ミニ知識や温泉パスポートのダウンロードも可能です。
「湯どころ−台湾温泉美食カーニバル」のWEBサイトでは、温泉地の名店として旅館やホテルのご紹介、温泉特典として各地のイベント情報、温泉小旅行として温泉エリア図や温泉グルメなどの紹介、温泉ミニ知識や温泉パスポートのダウンロードも可能です。
ちなみにこちらがプロモーション動画です。
では今回の台湾温泉美食カーニバルで選ばれたひとつ、北投温泉をご紹介致しましょう。
台北市内からMRTで30分程度とアクセス良好でありながら、温泉だけでなく観光スポットも充実している本格的な温泉地です。
淡水線 北投駅(温泉地は、淡水線を乗り換えて1駅先の新北投駅に行きます)
北投温泉の特徴は、エリアに異なる泉質が3つもあり、まるで全国津々浦々の温泉地を一堂に集結したかのようなバラエティーに富んでいる点です。
泉質は大きく分類すると下記3種類です。
白色硫黄泉
(提供:観光局)
慢性皮膚病、関節炎、慢性婦人病に効き、行義路と湖山里の温泉にあります。
緑色硫黄泉
(提供:観光局)
皮膚病、痛風、筋肉痛に効果があり、地熱谷と新北投の温泉ホテルの殆どはこの泉質です。
鉄泉
(提供:観光局)
非常に希少な泉源です。神経痛、皮膚病、リウマチに効果があり、龍鳳温泉、鳳凰温泉及び湖山里にあります。
北投温泉には、リーズナブルな公衆浴場から豪華な高級ホテルの温泉施設まで、実にさまざまな施設を有しています。
最後に、北投温泉は1896年3月、日本の大阪出身の平田源吾氏が最初に温泉旅館を開いたことで発展してきた温泉地です。そのため、古きよき日本の佇まいを今に残す温泉施設もあります。
北投は、台湾でありながら日本文化と台湾文化の融合も感じられる稀有な温泉地です。
この機会にどうぞ「湯どころ−台湾温泉美食カーニバル」のWEBサイトをチェックしつつ、北投まで足を運ばれて、台湾の涼やかな季節もご堪能ください。
「湯どころ−台湾温泉美食カーニバル」
台湾観光局
コメント
コメント一覧 (2)
中文に精通していないので細かいことはわかりませんが、ここでの「泡湯」は温泉に入るという意味で使われているのではないでしょうか?