お家で食べ台湾シリーズ、今回は個人的に台湾朝ご飯の中でも一番大好きな「鹹豆漿(シェントウジャン)」を作りたいと思います。
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鹹豆漿(シェントウジャン)と言えば、台湾朝ご飯でも大人気の一品。
おぼろ豆腐のような豆乳スープに具材が少し入った、とっても美味しい食べるスープです。

【鹹豆漿の材料】(1杯)
・無調整豆乳:300㏄
・米酢:大さじ1
・醤油:小さじ2
・ごんじり(寒干大根):1個
・仙台麩(油麩):1個

・乾燥桜エビ:適量
・青葱:適量
・ごま油:お好みで
・辣油:お好みで


「え?ごんじりを使用するの!?」と思われるかもしれませんが、鹹豆漿の中に入っているコリコリとした食感である蘿蔔干の代用です。
あの食感を求め、ザーサイやシナチクを使用して作ってみましたが全然味が違うんですよね・・・。
試行錯誤の上、やっとたどり着いたのがこの「ごんじり(寒干大根)」です。
では鹹豆漿を作ってみましょう。

先ず使用するのはこちらの豆乳です。
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無調整豆乳を使用致します。

豆乳:300㏄を量り、お鍋で温めます。
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温まる間に、他の材料を用意しましょう。

こちら、干し桜エビごんじりです。
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今回使用したごんじりは小分けパックに入っているので、1杯に1パック使います。
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ちなみに油條は作るのが面倒なので、仙台麩を代用致します。
仙台麩は四分の一程度、ごんじりは細かく賽の目に切りましょう。
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桜エビは味がしっかりしてるので、私は数匹だけ入れることにします。
他、青葱も事前に刻んでおきましょう。

次に使用する器に、米酢大さじ:1杯醤油:小さじ2杯を入れておきます。
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豆乳が全体的に泡立って温まったら、火を消します。
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先程の器に全体が混ざるように入れましょう。
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ごんじり、桜エビ、油麩、青葱をトッピングをして、最後にごま油を数滴たらして完成です。

鹹豆漿(シェントウジャン)
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おぼろ具合が良い感じですね。
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一口食べると、台湾の朝が口の中に広がります。
お酢と醤油の味が広がるクセのない美味しい豆乳、青葱のシャキシャキ感。
そして何といっても、ごんじりのコリコリとした食感が最高です。
台湾で食べる鹹豆漿と遜色ない美味しさです。

油麩はそのままだとカリカリなので、少し浸していただきましょう。
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油條ほど油っこくないので、若干物足りないですが代用品と考えれば優秀です。

お好みで辣油を入れて味変してみましょう。
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辛みのアクセントが効いてホント美味しい!!
美味しすぎてあっという間に完食です。


ということで、今回は鹹豆漿を作ってみました。
台湾で毎日のように食べていたあの鹹豆漿、家でこうして食べられるなんて感激です。
しかも台湾で食べる鹹豆漿と遜色のない美味しさ!!
今まで何度か挑戦したことはあったんですが、なかなかこの味は出せませんでした。
しかし寒干大根であるこの「ごんじり」を入れることで、再現性が高まったことはビックリです。
是非「ごんじり」を入れて作ってみてくださいね。