台湾B級グルメの中でも人気の麺線(ミエンシェン)。
カツオ出汁の効いたトロットロのスープに入った、ソーメンのような歯ごたえのない麺。
具はモツや牡蠣などが入っており、それをレンゲで食す。
小腹が減った時にピッタリのグルメですが、今回は素食、つまりベジタリアン用の麺線をご紹介いたします。

場所は台北駅の北側にある華陰街沿い、承徳路と太原路の間にそのお店はあります。

古早味冰/素麺線(店名不明)
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GoogleMap上には「古早味冰/素麺線」との記載がありますが、店名は特になさそうです。
道の角にお店があるので、黄色い看板が目立ちます。
調理場は屋台のような作りになっています。
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後ろにテーブルがいくつかあるので、空いている席に座りましょう。

こちらオーダーシート。
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麺線以外にも、昔ながらのかき氷がいただけるようです。
今回は麺線一択、辛さも選べるようですが、特にしるしは付けず、香菜だけにチェックを入れました。

素食麺線(小)(スーシーミエンシェン)35元
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見た目は普通の麺線ですが、顔を近づけても麺線特融のカツオ風味がまったくしません。

取り合えず何もテーブル調味料は入れずに、そのまま頂いてみます。
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ガツンとした魚系出汁がある一般的な麺線とは全く違う、透き通った優しい風味です。
シイタケの出汁を使っているのでしょうか。
味の奥に旨味の成分を感じ、なんとも上品な感じです。
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具は、湯葉を揚げたようなものと、同じく湯葉のうま煮である麺筋かな?と。
優しい味わいのスープに良いアクセントなります。
 
少し味が上品なので、テーブル調味料を加えて味変をしてみましょう。
左が辣椒で入れすぎ注意のやつ、右は烏酢(ウーツ)でウスターソースのような味わいのお酢です。
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辣椒は耳かきひとさじ程度に抑え、烏酢は器をぐるっと一周させるくらいかけてみました。
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烏酢の程よい酸味と辣椒のピンと尖った辛さが入り、上品だった味わいが躍動感ある感じになりました。
烏酢はもうひと回しほどして、自分好みの味付けにして完食です。


ということで、美味しい素食麺線のご紹介でした。
探せば結構ある素食麺線、味がぼやけているお店が多いのですが、こちらのはホント上品な優しい味わいの中に旨味があって、本当に美味しいです。
一般的なモツなどが入った麺線に食べ慣れている人は少し物足りないかもしれませんが、別物としてぜひ一度は味わってみてくださいね。


古早味冰/素麺線

台北市大同區華陰街149號
営業時間:10:50~19:00
最寄り駅:台北駅