台湾では一般的な食材、羊肉(ヤンロウ)。
羊肉爐(ヤンロウルー)という羊肉のお鍋があったり、麻辣火鍋などでも羊肉を食べることができたり、沙茶醤という調味料と炒めた沙茶羊肉などあったりと 煮たり炒めたりよく食べられています。

今回は、 そんな羊肉を手軽に丼でいただける羊肉飯をご紹介いたします。

ちなみに、台湾で食べる羊肉は「ヒツジ肉」ではなく「ヤギ肉」のことを指すのですが、お肉上では明確に分けられておらず味も似ているので、なかなか区別が難しいところです。

場所は、中正紀念堂駅もしくは古亭駅から徒歩15分ほど。
三元街という通りにあります。

阿榮羊肉飯(アーロンヤンロウファン)
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店が道路からちょっと奥まっているので、ビルの看板か、 こちらののぼりを目印に見つけてください。


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入り口のところに屋台ふうの小さな厨房があるので、 こちらでオーダーします。
メニューはこんな感じ。
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オーダーシートはないので、口頭か、 メモに書いて注文しましょう。    
注文を終えたら店内へ。お支払いは食べ終わってからになります。

店内の様子です。
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中途半端な時間だったこともあり、 ちょうどお客さんは途切れたタイミングでしたが、この後に何組も
入ってきました。

さて注文後、30秒ほどでやって来ました!
羊肉飯(ヤンロウファン)小 60元
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お肉たっぷりです!
玉ねぎが入っていているので、ぱっと見は日本の牛丼のようですね。
千切りのショウガも見えますね。

さっそく一口。
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うーん!お肉が柔らかい!
羊肉なので特有の匂いはありますが、全然きつくなく、 むしろ羊肉本来の旨味が感じられてとてもいい!!
玉ねぎの甘味とよく合いますね。
コクがありつつ優しい味!と思っていたら、 ショウガと唐辛子の辛味が後からじわじわと効いてきて、これまた美味しい!

ちなみに、つゆだくの上を行くだくだくです!
本当にいいダシが出ていて、素敵なだくだくですねぇ。

ではここで、テーブル調味料を見ていきましょう。
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左から、辣油、九層塔(ジョウツェンタ)、にんにく唐辛子醤油です。
テーブル調味料で味変しながら食べるのもローカル食堂の醍醐味のひとつですよね。

ちなみに九層塔は台湾バジルとも言われていて、 三杯鶏という鶏肉料理などに使われていたり、麺線の中にいれて出すお店もあったりしますよね。
これは調味料というより薬味といった感じでしょうか。

さっそく九層塔からいってみましょう。
水につかっているので、 テーブルに置かれているティッシュで水分を軽く切り、 葉の部分をちぎって
丼の中へ。
こんな感じになりました。  
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では、一口。
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九層塔の香り、清涼感、苦味が心地よく口の中に広がります。
九層塔はちょっと薬草っぽい感じがありますが、 これが羊肉と合うんですよね!
大人の丼、という感じになります!

続いてはこちら。
にんにく唐辛子醤油です。
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 これは!!!!!美味しい!!!!

もともとにんにくは大好きなのですが、羊肉との組み合わせ、 最高です!!
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さらに唐辛子の辛味と醤油、ガツンと濃くてかなりのパンチ力。
この調味料、シンプルですが相性がほんとすごいです。

私の大好きな食堂「忠南飯館」で味わうことができるニンニク唐辛子醤油くらい素晴らしく美味しい!
あまりに美味しくて、 この後も大量に追加して一気に完食してしまい、 辣油を入れ忘れてしまいました。

ということで、 テーブル調味料の味変が楽しい羊肉飯のご紹介でした。
駅からちょっと遠く、アクセスがいいとは言えないのですが、 とっても美味しいのでぜひ食べてみて
くださいね。
味変なしのそのままでもとても美味しいので、何をどこで足すか、ペース配分がとても難しいのが悩み
どころです。


阿榮羊肉飯  

営業時間:10:00~15:00
定休日:日曜日
最寄り駅:中正紀念堂 or 古亭