雙連朝市の豆漿屋さんといえば世紀豆漿大王かと思いますが、雙連朝市の横道に行くと別の豆漿屋さんがあり、そこに面白い蛋餅があったのでご紹介します。

場所は雙連朝市の通りにある廟、「文昌宮」の裏手にあります。

佳佳豆漿店(ジャジャドウジャンデェン)
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青いきれいな看板が目立ちます。


早速中に入ってみましょう。
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中には調理台、奥にメニューもあります。
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日本語メニューもありました。
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THE台湾の朝食が一通り書いてあるので迷いますね。

壁のメニューと日本語メニューを見比べていると、違和感が。
日本語メニューには書いていない蛋餅がいくつかありますね。

その一つが水果蛋餅(シュエイグオダンピン)、言わばフルーツ蛋餅です。

蛋餅を日本語訳にすると、台湾式クレープなので、台湾式フルーツクレープとなるのでしょうか!?
気になる気になる!

ということで早速注文しましょう。

取り敢えずオーダーはメニュー表への書き込み、もしくは口頭です。
フルーツ蛋餅は日本語メニューにはないので、口頭での注文が必須です。

オーダー終わったら好きな席に座りましょう。
蛋餅は焼きあがるまで少し時間が掛かるので、まずやってきたのがこちら。

鹹豆漿(シェンドウジャン)25元
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うん、美味しい。
一般的な鹹豆漿ですね。
若干アミエビの量が多目で、海鮮系の味が強いです。

続いてお目当てのこちらがやってきました。

水果蛋餅(シュエイグオダンピン)35元
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見た目普通の蛋餅ですね。

どの辺りがフルーツなのでしょうか?
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よーく見ると、この黒いのは・・・干しぶどう!?
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取り敢えずバクっといきます。

卵の甘さと皮のモチモチ感の中から、フルーツ系の甘さフワッと広がります。
これは先ほどの干しぶどうの他、干しりんごのようなパイナップルのような!?別の甘さと食感も感じます。
そしてそこに追加で葱の味も広がります。
うむ、これは新しい味。
一つ言えることは、フルーツが入ってはいるものの、スイーツ感は全くありません。
一緒に出されたタレも甘辛なので、あくまで主役は蛋餅であり、フルーツはアクセント程度の存在なのでしょう。
表現がなかなか難しいのですが、新しい味です。


お次は定番。

起士蛋餅(チースーダンピン)35元
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定番の味ですね。

横から見えるトロッと流れ出るチーズが素敵です。
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モチモチの皮にふわふわの卵、チーズの塩気にアクセントの葱。
最近サクサクの蛋餅にハマっていたので、こうしたモチモチのスタンダードもやはり美味しいですね。


ということで、あまり見かけることのない水果蛋餅のご紹介でした。
水果蛋餅、もう少し深掘りをすれば個人的にはさらなる味の境地に行けそうな気がします。
雙連朝市からすぐですし、ゆっくり座れるので、ご興味有る方はぜひお立ち寄りください。


佳佳豆漿店

台北市中山區民生西路45巷9弄27號
営業時間:4:00〜11:00
最寄り駅:雙連駅