全国30,000人の老牌牛肉拉麺大王ファンの皆様こんにちは、Aiwanです。

本ブログや食べ台湾本で何度もご紹介をしている「老牌牛肉拉麺大王」、こちらの最強メニューと言えば、あのニンニク風味と味わい深いタレ、荒々しい肉そぼろと極太麺がマッチした炸醤麺ですよね。

日本の炸醤麺は甘黒いタレである甜麺醤を使った混ぜそば的なものですが、こちらの炸醤麺はそれとは全く違い、私も何人もこちらのお店へお連れしていますが、全員が口を揃えて「これは美味しい!」魅了されてしまう、魔法がかった炸醤麺です。

過去記事:[コラム]老牌牛肉拉麺大王の炸醤麺を何倍にも美味しく食べる方法

老牌牛肉拉麺大王(ラオパイニョウロウラーミェンダーワン)
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そんな唯一無二な炸醤麺が食べられる老牌牛肉拉麺大王ですが、裏メニューが存在しました。

今年の3月に放映されたおは朝の取材時に訪れた際、炸醤麺を食してご紹介したのですが、その時にお店の方より衝撃の一言を聞きました。

「炸醤麺より雙醤麺の方が濃厚で美味しいよ」と。

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右側、こちらのお店の看板とも言えるおっちゃんからの一言でした。
ちなみに、このおっちゃんが店主だと思っていましたが、左側の方がオーナーだそうです。

おっちゃんのオススメということであれば食べるしかない!ということで、後日訪れた際に食べようとメニューを見たのですが、名前がない・・・!?
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聞くところによると、こちらのメニューにはない、言わば裏メニューだとか。

ということで、看板メニューでもある炸醤麺よりも更に上を行く濃厚麺がこちらです。

雙醤麺(スヮンジャンミェン)(小サイズ)65元
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見た目、普通の炸醤麺ですが、なとなく全体が黄土色のような感じがします。

混ぜ始めるといつもと違うタレが現れ、その理由がはっきりしました。
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雙醤麺の雙は双とも書き、二つという意味。つまり雙醤とはタレが二つはいっているという意味。
なので、いつもの炸醤以外に違うタレが入っているんですね。
食べた瞬間に分かりました、芝麻醤が入っていました。

ただでさえ濃厚なのに、この芝麻醤が普通の炸醤麺の3倍くらい輪をかけて濃厚な仕上がりになっています。
味は炸醤麺オリジナルの味に、芝麻醤の独特な風味が少しプラスした程度ですが、芝麻醤のネットリした口当たりが思いっきりアクセントとなり、麺にねっとりとタレが絡みつきます。
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絡みついた麺が口の中でもジュワ~っと広がり、飲み込んだあとも喉や食道にまで、濃厚な麺がゆっくりと落ちていくのが分かるほどです。
味も濃厚、口当たりも濃厚なので、あっさりなものが好きな人は一口でノックアウトされてしまうかもしれません。例えで言えば、炸醤麺の向こう側が見えた気がします。
麺を食べ進めると、器の底にあるそぼろスープのゴールデンタイムが始まりますが、雙醤麺はこんな感じ。
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超濃厚つけ麺のスープのような感じで、炸醤麺のニンニクそぼろ風味に、芝麻の味わいが追加され最高。ここに個人的には白飯を落としたいですね。(※老牌牛肉拉麺大王では白飯はありません)
終始、「濃厚」の二文字に尽きる、そんな麺でした。

今回は辣油や豆鼓などの調味料トッピングを入れずに、オリジナルで終始いただきましたが、ここに追いニンニク少量の辣油、豆鼓と豆板醤をガッツリいれたら・・・・と妄想するだけでご飯一杯いけるくらいすごいのが出来そうです。
炸醤麺好きの人で、超濃厚が好きな人は是非お試しください。まだ炸醤麺を食べたことがない!と言う人は、炸醤麺を一度食べてから挑むのをオススメ致します。
※雙醤麺の発音が結構難しいため、確実な注文は紙に書いて見せる等した方が良いです。


ちなみに、話が飛びますがメニューに麻辣炸醤麺というものがあるのはご存知でしょうか。

麻辣炸醤麺(マーラージャージャンミェン)(小サイズ)65元
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文字のごとく麻辣が入っているので辛い炸醤麺なのですが、こちら普通の炸醤麺に辣油を入れただけのものと思っていましたが、違いました。
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麻辣というだけあって、麻の痺れに花椒が入っているため、辣の辛味だけではなくピリピリという辛味も味わうことが出来ます。
メニューにはもちろん載っていますが、これも辛いもの好きにはもってこいの一品ですので、暑い夏に大汗かきながらぜひ食べて見てください。


老牌牛肉拉麺大王

営業時間:10:00~20:00