夜市にはたくさんの美味しいものがありますが、寧夏夜市の台湾おにぎりも絶品の一つです。

場所は屋台が連なるメインの通りではなく、北側の民生西路まで出て、右に少し行った場所にあります。

阿婆飯糰(アーポーファントヮン)
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いつも行列が出来ているので直ぐわかると思います。

飯糰とはおにぎりのことで、シンプルに一つ。
飲み物は3種類から選ぶことができます。
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取り敢えず列の最後尾に並びましょう。

列は中々進みません。
おばあさんが1人で作っていましたが、途中から二人体制になり、一気に列が進みました。
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素敵な手さばきでおにぎりを握っていきます。
途中、「要不要辣?(ヤオブヤオラー)?」と聞かれました。
辛くする?しない?の意味です。

【食べ台湾とっさの一言講座】
屋台などのお店でよく耳にするこの問いかけ、食べ台湾のコア読者であれば、なんどか書きましたがおさらいしましょう。
要(ヤオ)は英語で言うwant、 不がつくとdon't want になります。
辣(ラー)はspicy という意味なので、辛いのがwant なのか don't wantなのかどっち?という意味になります。
なのでここで、要辣(ヤオラー)と答えると、「辛いのを要する」となって辛くなり、不要辣(ブヤオラー)だと「辛いは不要」となり唐辛子などが一切入らなくなります。
ちなみに、辛いのも五段活用があり、不辣(ブラー)、微辣(ウェイラー)、小辣(シャオラー)、中辣(ジョンラー)、大辣(ダーラー)と決めれる場合がありますが、私は基本、微辣(ウェイラー)を活用することが多いです。
辛すぎても嫌だし、辛くないと本当の味じゃなさそうだし、「ちょっとだけスパイシーなやつ」がいいですね。

ということで、ここでも微辛(ウェイラー)と答えてみました。
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品物を受取、お支払いをしたので、少し離れた場所で頂きましょう!!!

飯糰(ファントヮン)40元
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おっと早速唐辛子がこんにちは!ってしてますね。あ、夜だからこんばんは!

台湾おにぎりの特徴は、やはりお米でしょうか。
もち米を使っているのが特徴で、また三角ではなく大きな俵型です。
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もう我慢できないのでガブリといきましょう。

もち米に歯ごたえがあって美味しい!そして、中身も最高!
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先ずは蘿蔔乾と呼ばれる、干し大根の細かいやつの食感がコリコリしています。これが若干辛く、とっても美味しい!!
あとは、真ん中にみえる細長い揚げパンのような油條(ヨウテャオ)です。
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この油條、食感がとっても良く、カリカリというわけでもなく、フワフワというわけでもなく、絶妙でした。
お米がモチモチで中の大根がコリコリ、油條が良い食感で油で揚げてあるため、ガブッといくとジュワっという感じです。
正直何味かを問われると、表現しにくいです・・・。でも並ぶ価値は確実にある台湾おにぎりかと思います。

お口直しに、豆漿紅茶(ドウチャンホンチャ)20元
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ミルクの代わりに豆乳を使った甘い紅茶です。
これもなかなか美味しいのですが、豆乳は結構お腹にズッシリと来るので、食べ歩きをするのであれば控えたほうが良いかもしれません。


ということで、寧夏夜市で行列が絶えない、絶品台湾おにぎりのご紹介でした。
台湾おにぎりというと、朝に食べるようなイメージですが、夜市で食べるのも良いですね!結構ボリューミーですが、袋に入っているので、少し食べたらまた袋の上から握りなおして少し経ってから頂けるのも良いですね。


阿婆飯糰

台北市大同區民生西路198號付近
営業時間:17:30くらい~売切れまで