四平街のアーケードには先日紹介したお菓子屋さんや服関係のお店が多いのですが、アーケードを抜けた伊通街近辺や、横の小道にはお食事が出来るお店がたくさんあります。

今回はその伊通街にある、最近お気に入りの麺をご紹介したいと思います。

場所は伊通街沿いの四平公園の前あたり。

三串窟蛤仔麺(サンチャンクーハーザイミェン)
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赤い看板が目印で、日本語でハマグリメンと書いてあります。

お店の前には赤い提灯もぶら下がっています。
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お店前にあるオーダー表を取り、奥に進みましょう。
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ちなみにこちらの男性店主、日本語が堪能です。

さてこちらオーダー表。
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好きなものにチェックを入れ、店員さんに渡しその場でお支払いです。

オススメは排骨が入った麺ですが、排骨はオーダーが入ってから揚げるそうなので、若干時間がかかります。

ちなみに、こちらのお店、店内ではいつも1990年代あたりの日本の曲が流れています。
山根康広のGet Along Together、THE JAY WALKの何も言えなくて...夏、尾崎豊のシェリーなど。
個人的にこの年代の曲がかなり心に響く年代なので、かなり聞き入ってしまいます。


排骨蛤仔麺(パイグーハーザイミェン)110元
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やってきましたハマグリメン、排骨入り。
ハマグリメン独特の海鮮系のスープの香りがします。
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台湾の麺類はかん水が入っていない、白くてコシの余りない麺が多いのですが、こちらのお店は黄色いコシのある麺です。
スープを一口飲むと、日本のラーメンの感覚でいただくと若干薄めに感じるかもしれませんが、ハマグリのダシが効いていており、優しい味がします。
排骨も台湾独特の香りがしますが、衣がスープを含み、一段とおいしくなっています。
八角系の香りが苦手な方は、普通の蛤仔麺を頼まれる方が良いかもですね。
中に入っているハマグリも肉団子も美味しく、食べすすめるほど美味しさがよく分かり、段々とはまっていくでしょう。

特製麻辣乾意麺(ターズーマーラーガンイーミェン)(小)45元
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店主より「中のダシがなくなる1分くらい混ぜて下さい」とのこと。

混ぜること1分、こんな感じになりました。
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唐辛子のツンとて芳醇な香りがします。
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では一口いただきましょう。
口の中に唐辛子の旨味が広がりつつ、段々と辛さが込み上げて・・・辛っ!!
個人的に辛さは若干強い方ではありますが、かなり辛いです。
でも美味しい!
中に入っている辣油のゴマ油の香ばしさが香り高く、唐辛子の旨味もありつる、ハマグリのダシも効いており複雑な味わいですが、ガツンと辛いです。

いくつかサイドメニューもオーダーしてみました。

蒜泥白肉(スワンニーバイロウ)50元
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大蒜が効いたドロッとした甘い醤油と一緒に頂く豚肉です。
どのお店で頂いても美味しく、台湾は豚肉が甘いので、大好きな一品です。

青菜(チンツァイ)30元
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青菜はだいたい日替わりですが、今回は大陸妹(ダールーメイ)という、レタスに似た野菜でした。
シャキシャキの青菜を軽く茹でて、醤油ベースのタレが掛かったシンプルな一品です。

皮蛋豆腐(ピーダンドウフ)30元
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皮蛋豆腐はグチャグチャにして食べないとですよね。
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見た目悪いですが、これが最高、豆腐と皮蛋、そして甘い醤油のタレが混ざり合い、とってもおいしくなります。
これを白飯にかけると最高のおかずになるんですよね。
とても美味しく頂きました。


ということで、ハマグリメンのご紹介でした。
日本のラーメンとはまた違う方向性を持った麺で、個人的には大好きです。
正直私は濃い目のラーメンが好きで、初めて頂いた時は「薄い?」という印象でしたが、食べ進めるとどんどんハマグリの奥深い優しい味にハマり、今ではふとした瞬間にまた食べたくなります。
麻辣乾麺は正直辛いので、辛さが苦手な人は、普通のスープ無し麺もあるので、そちらが良いかもです。
牛肉麺とはまた違うハマグリメン、ぜひどうぞ。


三串窟蛤仔麺

台北市中山區伊通街97號
営業時間:12:00〜14:00 / 17:30〜19:30(スープなくなり次第終了)