街で「温州大餛飩」の看板を掲げているお店をよく見かけるかと思います。
店員さんは赤い三角巾とエプロンをつけているのが印象的ですが、あれってチェーン店なんでしょうかね?

個人的には若干スープが薄く、濃厚な時好きな私にとっては若干物足りない印象を持っています。

そして今回は、そのよく見る「温州大餛飩」とは違う、路地裏にあるワンタンのお店をご紹介します。

場所は吉林路と松江路の間、長安東路の路地を少し入った所にあります。

陳記温州大餛飩(チェンジーウェンジョウダーフントゥン)
IMG_6149
ローカルな雰囲気の店内です。
IMG_6137
さて、好きな場所に座って注文です。

こちらオーダー表。
IMG_6136
ワンタン屋さんなのに、炒飯の文字に目が止まってしまいます・・・。

蝦肉餛飩麺(シャーロウフントゥンミェン)70元
IMG_6351
どーん!と大きいワンタンが3つ入っています。
先ずスープを頂きましたが、画像にもあるように海苔が入っており、海苔の海鮮の風味が気た後、鶏ガラスープのような肉系のコクを感じます。
濃厚ではありませんが、サラサラと飲めてしまう、二日酔いに良さそうなスープです。

さて、ワンタンを頂きましょう。
IMG_6356
エビワンタンなので、ワンタンからエビちゃんが透けて見えます。
そして、かなり巨大で、一口で食べるには厳しい大きさです。
豚肉と思われる結構濃厚な味付けの餡にプリプリの海老、そしてトロントロンの皮。
これはワンタンで白飯がいけるレベルです。
麺は白くて、コシはあまりないよくある麺ですが、ワンタンの濃厚さと麺の蛋白さがちょうどく、美味しくいただきました。

温州紅油抄手(ウェンジョウホンヨウチャオショウ)60元
IMG_6350
辛さは弱い方ではありませんが、以前何も言わずに頼んだら火を吹いたので、今回はオーダー時に「微辣(ウェイラー)」で頼みました。
段階で行けば一番辛くないレベルの辛さです。
(ちなみに全く辛くないのは不辣(ブラー)となります)

こんな感じの巨大ワンタンが5個入っています。
IMG_6353
味付けは醤油とお酢と辣油でしょうか。
お酢の酸っぱさと、辣油の辛さと香りが良く、トロトロのワンタンの皮に絡み、肉々しい餡が更に美味しく仕上がっています。
ちなみに麺が入った温州紅油抄手麺(ウェンジョウホンヨウチャオショウミェン)60元の場合は、ワンタンが3個になる代わりに麺が入っており、ボリュームでいけばそちらの方がある気がします。

火腿蛋炒飯(フォトゥイダンチャオファン)60元
IMG_6140
ハムチャーハンです。
あちゃー、人参入ってるよ・・・。という第一印象でしたが、とても美味!
まぁ正直言えば、日本で頂く炒飯と同等レベルではありますが、塩も濃くてとても美味しかったです。

ふとテーブルを見ると、黄色い小さいツボが。
中をあけると辣椒が出てきました。
IMG_6360
が、見た目アカン奴でお馴染みの、朝天辣椒のように見えたのですが、豆鼓やニンニクも入っており、味見をすると辛いけどとても美味しい!!!
ということで、炒飯に混ぜて頂きました。
IMG_6361
少量でも辛くなりましたが、ニンニクの風味と豆鼓の独特なコクが広がって、とても美味しくなりました。


ということで、とてもワンタンが美味しいお店のご紹介でした。
巨大なワンタンで餡もとっても濃厚なので、かなり食べ応えがありました。
普通のワンタン麺に入れても美味しかったので、辛いのがお好きであれば是非黄色のツボを探して下さいね。

 
陳記温州大餛飩

長安東路二段36巷1號
営業時間:11:00~14:00 / 17:00~20:00
定休日:日曜日
最寄り駅: 松江南京 or 忠孝新生