アメリカでも食べ台湾!

アメリカのサンディエゴ駐在に伴い、「食べ台湾」から「アメリカで食べ台湾」にブログ名を変更しました。サンディエゴの日常やアメリカの美味しいグルメをご紹介いたします。


2015年03月

臭豆腐(チョウドウフ)といえば、臭い食べ物で有名な食べ物ですが、私は大好きです。何が美味しいかというと、辣醤(辛いタレ)と泡菜(漬物のようなもの)とニンニクが効いたタレと一緒に、熱々カリカリの揚げられた豆腐を一緒に口に入れると、豆腐自体の若干臭さが他の食 ... 続きを読む
臭豆腐(チョウドウフ)といえば、臭い食べ物で有名な食べ物ですが、私は大好きです。

何が美味しいかというと、辣醤(辛いタレ)と泡菜(漬物のようなもの)とニンニクが効いたタレと一緒に、熱々カリカリの揚げられた豆腐を一緒に口に入れると、豆腐自体の若干臭さが他の食材とからみ合って鼻から抜け、なんとも言えないハーモニーを生み出すんです。

まだ食べたことがない人は是非、一度はトライして欲しいのですが、やっぱりあの臭いは苦手・・・。
そんな人に是非食べて頂きたいのが、今回のお店です。

場所は台北駅の南側にある、三越の裏辺り、許昌街沿いにあります。

阿泉麺線(アーチュァンミェンセン)
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黄色い看板が目印です。(二軒ほどよこに移転し、場所が変わっています。)
正直この周辺には独特のあの臭いが充満しています。

お店はかなり小さいです。
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中に入って注文しましょう。
メニューは臭豆腐と大腸麺線の2種類でそれぞれ大小あります。
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英語で臭豆腐は、発酵した豆腐ということでfermented tofuなんですね。
まぁ、smelly tofu じゃ売れなさそうです・・・。

注文をすると、その場でサクっと揚げて頂けます。
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先ず来たのはこちら。

大腸麺線(小)(ダーチャンミェンシェン)50元
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台湾のソウルフード、麺線です。
カツオ節がかなり効いており、大腸は臭味が全然なくとても美味しいです。
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スープのようにつるつると頂きましょう。
歯ごたえの少ない麺が喉をツルツルと入っていって、至福の時間が味わえます。

さて各テーブルには調味料があるので、それを入れてみましょう。
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一番右が麺線によく合う烏酢という、ちょっとウスターソースのような味がする黒酢です。
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お好みで入れると更に美味しくなります。
ちなみに真ん中にあるのは、麺線に入れる辣椒醤ですが、入れると相当辛くなるのでご注意を。

臭豆腐(大)(チョウドウフ)60元
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来ました来ました!
見るからにカリカリっと揚がっています。

もちろん臭豆腐にはこちらの赤い辣椒醬を入れましょう。
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底に大蒜がたっぷり入った甘みのある醤油ベースのタレが溜まっているので、ヒタヒタに漬けて全部一緒に頬張ります。
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臭豆腐がカラッと揚がったザクザク感と、泡菜のシャキシャキとした食感がそれぞれマッチングし、口の中で美味しい音を立てます。
そして臭豆腐の独特の味、泡菜の酸っぱい味、辣椒醬の辛味とニンニクダレがそれぞれ良い感じになり、一つ食べると、もう一つ、もう一つと箸が止まりません。

しかも今まで食べた臭豆腐の中でもかなり臭味が少ない方なので、初めて臭豆腐を食べる人にも良いかもしれません。

本記事を見て、「一回くらいなら食べてみようかな・・・!?」と思った方は、是非食べてみてください。
臭豆腐の美味しさの意味が見つけられるかもしれませんよ。


阿泉麺線

台北市許昌街26之3號
営業時間:11:30~23:30
最寄り駅:台北駅

街で「温州大餛飩」の看板を掲げているお店をよく見かけるかと思います。店員さんは赤い三角巾とエプロンをつけているのが印象的ですが、あれってチェーン店なんでしょうかね?個人的には若干スープが薄く、濃厚な時好きな私にとっては若干物足りない印象を持っています。そ ... 続きを読む
街で「温州大餛飩」の看板を掲げているお店をよく見かけるかと思います。
店員さんは赤い三角巾とエプロンをつけているのが印象的ですが、あれってチェーン店なんでしょうかね?

個人的には若干スープが薄く、濃厚な時好きな私にとっては若干物足りない印象を持っています。

そして今回は、そのよく見る「温州大餛飩」とは違う、路地裏にあるワンタンのお店をご紹介します。

場所は吉林路と松江路の間、長安東路の路地を少し入った所にあります。

陳記温州大餛飩(チェンジーウェンジョウダーフントゥン)
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ローカルな雰囲気の店内です。
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さて、好きな場所に座って注文です。

こちらオーダー表。
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ワンタン屋さんなのに、炒飯の文字に目が止まってしまいます・・・。

蝦肉餛飩麺(シャーロウフントゥンミェン)70元
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どーん!と大きいワンタンが3つ入っています。
先ずスープを頂きましたが、画像にもあるように海苔が入っており、海苔の海鮮の風味が気た後、鶏ガラスープのような肉系のコクを感じます。
濃厚ではありませんが、サラサラと飲めてしまう、二日酔いに良さそうなスープです。

さて、ワンタンを頂きましょう。
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エビワンタンなので、ワンタンからエビちゃんが透けて見えます。
そして、かなり巨大で、一口で食べるには厳しい大きさです。
豚肉と思われる結構濃厚な味付けの餡にプリプリの海老、そしてトロントロンの皮。
これはワンタンで白飯がいけるレベルです。
麺は白くて、コシはあまりないよくある麺ですが、ワンタンの濃厚さと麺の蛋白さがちょうどく、美味しくいただきました。

温州紅油抄手(ウェンジョウホンヨウチャオショウ)60元
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辛さは弱い方ではありませんが、以前何も言わずに頼んだら火を吹いたので、今回はオーダー時に「微辣(ウェイラー)」で頼みました。
段階で行けば一番辛くないレベルの辛さです。
(ちなみに全く辛くないのは不辣(ブラー)となります)

こんな感じの巨大ワンタンが5個入っています。
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味付けは醤油とお酢と辣油でしょうか。
お酢の酸っぱさと、辣油の辛さと香りが良く、トロトロのワンタンの皮に絡み、肉々しい餡が更に美味しく仕上がっています。
ちなみに麺が入った温州紅油抄手麺(ウェンジョウホンヨウチャオショウミェン)60元の場合は、ワンタンが3個になる代わりに麺が入っており、ボリュームでいけばそちらの方がある気がします。

火腿蛋炒飯(フォトゥイダンチャオファン)60元
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ハムチャーハンです。
あちゃー、人参入ってるよ・・・。という第一印象でしたが、とても美味!
まぁ正直言えば、日本で頂く炒飯と同等レベルではありますが、塩も濃くてとても美味しかったです。

ふとテーブルを見ると、黄色い小さいツボが。
中をあけると辣椒が出てきました。
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が、見た目アカン奴でお馴染みの、朝天辣椒のように見えたのですが、豆鼓やニンニクも入っており、味見をすると辛いけどとても美味しい!!!
ということで、炒飯に混ぜて頂きました。
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少量でも辛くなりましたが、ニンニクの風味と豆鼓の独特なコクが広がって、とても美味しくなりました。


ということで、とてもワンタンが美味しいお店のご紹介でした。
巨大なワンタンで餡もとっても濃厚なので、かなり食べ応えがありました。
普通のワンタン麺に入れても美味しかったので、辛いのがお好きであれば是非黄色のツボを探して下さいね。

 
陳記温州大餛飩

長安東路二段36巷1號
営業時間:11:00~14:00 / 17:00~20:00
定休日:日曜日
最寄り駅: 松江南京 or 忠孝新生

(閉店致しました)今回はふらっと歩いていた時に見付け、そのまま引き寄せられるように入った牛肉麺のお店をご紹介したいと思います。場所は松江路と長春路の交差点を西に少し行ったところにあります。牛不花(ニョウブホワ)なかなかオシャレで綺麗なお店です。中も、日本 ... 続きを読む
(閉店致しました)

今回はふらっと歩いていた時に見付け、そのまま引き寄せられるように入った牛肉麺のお店をご紹介したいと思います。

場所は松江路と長春路の交差点を西に少し行ったところにあります。

牛不花(ニョウブホワ)
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なかなかオシャレで綺麗なお店です。
中も、日本の小洒落たラーメン屋さんのような雰囲気でした。
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さてメニューはこちら。
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小菜も色々ありますね。

お水と一緒にこちらタケノコクラッカーを頂きました。
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棒棒鶏(バンバンジー)80元
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取り敢えず先に小菜がやってきました。
キュウリと細切りの鶏肉にゴマだれと辣油がのっています。
味は、まぁバンバンジーですよね。
辣油の量が結構あったので、段々と口の中が火事になってきて、大変でした。

招牌雪花腱心雙拼麺(ザオパイシェホワジェンシンシュヮンピンミェン)210元
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色々メニューはありましたが、ここは困ったときの招牌(ザオパイ)、看板メニューを頂きます。
先ずはスープを一口頂きましょう。
これ、好きな味です!!
白いスープの牛肉麺といえば、清敦牛肉麺となりますが、そのスープとはぜんぜん違います。
似ているものといえば、韓国料理のソルロンタンやコムタンといった、牛骨をガンガン煮こんだスープでしょうか。

麺はこんな感じの白い麺です。
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ツルツルしていて歯ごたえもあって美味しかったです。

上のお肉はこんな感じの塊。
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食べごたえがありました。
メニュー1番の牛五花だと、具が牛のばら肉になるようです。

雪花牛肉燥拌麵(シェホワニョウロウザオバンミェン)
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こちら、炸醤麺のようなものです。
取り敢えず混ぜ混ぜしてみます。
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すると中の肉燥(そぼろ肉)が麺と交じり合いました。
麺はコシがあるツルツルの麺で、なかなか美味しかったです。

注文時に「にんにく(蒜頭(スヮントウ))要りますか?」と言われて頂いたおろしニンニクを投入してみました。
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これが大正解。
ニンニクってスゴイですね。
普通でもなかなか美味しかった麺が10倍位美味しくなりました。
そう、私が1番美味しく、そして究極のB級グルメだと思うあの炸醤麺を彷彿とさせる味です。
調子にのって、辣油も投入してみました。
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うん、個人的にはニンニクだけでOKかもしれませんね。
ちなみにこちらの麺を頼むと、他の麺と同じスープが付いてきます。
いやー、このスープ、個人的に大好きな味です。


ということで、お店もとっても綺麗で、個人的にかなりハマる味の麺が頂けるお店でした。
しかしニンニクという調味料の大切さをあらためて実感しました。
もし肉燥拌麵を頼むのであれば、蒜頭(スヮントウ)、ニンニクを入れて味わってみてください。

(閉店致しました)
牛不花

台北市長春路149-1號
営業時間: 11:00〜14:30 / 17:00〜21:00 
最寄り駅:松江南京駅


今回は台湾料理、しかも食材からレシピまですべてをこだわりを持ち、伝統的な食文化と近代的な調理法を合わせた高級台湾料理が頂けるというレストランへとやってきました。場所はオークラプレステージ台北の裏側辺り、中山北路の路地にあります。こちらに日本人医師が1932年 ... 続きを読む
今回は台湾料理、しかも食材からレシピまですべてをこだわりを持ち、伝統的な食文化と近代的な調理法を合わせた高級台湾料理が頂けるというレストランへとやってきました。

場所はオークラプレステージ台北の裏側辺り、中山北路の路地にあります。
こちらに日本人医師が1932年に建てたという2階建ての住宅があるのですが、その家屋をモダンスタイルにリノベーションし、レストランとして2014年にOPENしたそうです。

山海樓(サンハイロウ)
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一見してもレストランとは思わず素通りしてしまいそうな佇まいです。

中はかなりとても素敵な空間で、古いテイストを感じつつも、各所にこだわりを感じます。
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また、お店の入り口には水槽と新鮮なお野菜が置いてありました。
お魚は基隆や離島の澎湖から毎日直送、各種野菜は契約農家か自家農場で有機栽培をしているものだそうです。
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さてメニューです。
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完璧な日本語で各種料理とその説明が記載されています。
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お店の人と相談しつつ、季節のオススメを含んだ料理を色々頂くことに致しました。


山と海の珍味盛り合わせ(大)1980元
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お店の看板料理の一つだそうです。
豚の心臓と朝鮮人参の煮物、豚足のハム、豚の肝のミンチの包み揚げ、サトウキビで燻製した鶏肉、アワビの煮物等、高級食材もふんだんに使用した前菜です。
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一品一品の味がとても丁寧で、純粋な旨味だけを感じることが出来ます。
個人的にレバー関係は苦手なのですが、こちらのレバーの包み揚げは臭味が全く感じられず、とても美味しく頂けました。

有機野菜蒸し(980元)
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自家農園で採れたという有機野菜達です。
オリーブオイルと塩、食用バラを散らして頂きます。
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個人的に人参は勘弁頂きたい野菜の一つなのですが、あの独特の苦味がない!
美味しい野菜って本当に美味しく、とても甘いんですね。

しらすと天然海藻のチヂミ(680元)
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パリパリのクレープ生地の中に、新鮮であろう色鮮やかな生海苔としらすが挟まっていました。
海苔、しらす、それぞれの塩加減が絶妙で、とても美味しかったです。

新鮮魚の蒸料理(時価)
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私の大好きな調理方法、清蒸で調理した魚です。
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白飯にかけて食べるのが大好きなのですが、今回は控えました・・・。
新鮮なお魚なので身がしっかりとして弾力があり、白身も甘くとても美味しかったです。

焼きビーフン(580元)
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乾燥エビとイカ、キャベツと椎茸が具材のビーフンです。
それぞれの旨味が喧嘩をせず、全体的に纏まった味で、高級ビーフンという感じで美味しかったです。

塩卵の四宝スープ(1480元)
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写真右側の塩卵の黄身をスープに入れて混ぜ混ぜして頂くようです。
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スープの具は、タコ、乾燥貝柱、豚のホルモン、軟骨の4種が入っており、いい出汁でてます。
塩卵の柔らかな味と貝柱の香りが広がるスープでした。


小豆のおやき(280元)
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台南の伝統料理の一つだそうで、もち米に小豆を混ぜて揚げたデザートです。
モチモチとした食感と小豆のプチプチ感が良く、甘さ控えめの一品でした。


ということで、食べたことがない料理をメインに頂いた至福の一時でした。
仕込みに数日かかる料理もあり、料理の奥深さと食材一つ一つの味の大切さを感じることが出来ました。
正直お値段はかなり張りますが、食べことがない台湾料理ばかりだったので、別の方向から台湾を感じたい方や高級志向の方には良いかと思います。
また、1人用のセットメニューもあるようなので、少人数で来ても色々楽しめるかと思います。

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山海樓

台北市中山北路2段11巷16號
営業時間:11:30~14:00 17:30~22:00
電話番号:02-2581-5760
最寄り駅:中山駅