台湾での豆漿(ドウジャン)の歴史は、長いようで実はまだ50年足らず。

以前、豆漿は中国北部の華北を中心に飲まれていましたが、1955年に永和(ヨンハー)で開店された豆漿店、世界豆漿大王(スージエドウジャンダーワン)が人気となり、各地でチェーン展開をしたことによって、中華圏各地で知られることになったそうです。

ちなみに永和というと、「永和豆漿」という名前の豆漿店が街の至るところで見かけますが、この豆漿の発祥地にちなんでネーミングされているそうです。

さて、お店の場所はというと、台北市から南西に少し行った新北市の永和(ヨンハー)にあり、最寄り駅の頂渓(ディンシー)から5分くらいのところにあります。

世界豆漿大王(スージエドウジャンダーワン)
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外観の看板は赤と青に白の文字ですが、歩いていると白の看板が目立ちます。
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手前が内用(店内用)、奥が外帯(テイクアウト)と分かれていました。
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どれがどれくらいの大きさで何かわかりやすいように、サンプルメニューがありました。
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さて、お店の中に入ると席に通され、オーダー表を渡されます。
豆漿のお店は口頭でのオーダーが多いので、ここは安心ですね。
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席の番号と食べたいものを書いて、店員さんに手渡します。
ちなみにお会計は後払いです。

また、各テーブルに調味料が置いてあるのも素晴らしい。
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冰豆漿(ビンドウジャン)25元
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甘くて冷たい豆乳の飲み物です。
ここのは豆の味が濃いけど、癖がないそんな豆漿です。
日本人にとっては、ちょっと甘すぎると感じるかもしれませんが、濃い豆乳にはここまで甘くても全然アリです。

蘿蔔絲蛋餅(ツォボースーダンビン)40元
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お勧めメニューとのことだったので頼んでみました。
中に大根の細かいのが入った揚げパンのようなものを、卵で包んであります。
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大根がコリコリとした食感で、そのまま食べても味がついてますが、醤油や酢をつけて食べても美味しかったです。

小籠包(シャオロンバオ)90元
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少し厚めで、餃子のような皮でしたが、モチモチしてました。
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美味いです。
醤油も何もつけずとも、しっかりと味がついていました。
朝から小籠包ってのもアリですね。

焼餅油條夾酸菜(シャオビンヨウテャオジャーサンツァイ)40元
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これもお勧めメニューだったので頼んでみました。
焼餅というパンのようなものに、油條と高菜が挟まったものにピーナッツ粉?がまぶしてありました。
甘くて酸っぱくて塩っぱくてという感じで、結構美味しかったです。

鹹豆漿(シェンドウジャン)25元
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やっぱりこれですね。
油條や葱など入ってる塩味の豆乳です。
安心の安定感、どこで食べても美味しいのは間違いないのですが、ここのは豆乳が濃く味もしっかりついているので、ガツガツいってしまいました。
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ということで、豆漿発祥の聖地に行ってみましたが、どれも洗練されていて、美味しかったです。
今回食べられなかったものもいっぱいあるので、是非通ってみたいと思います。
24時間やってるというのも嬉しい限りです。

駅にある地図にも掲載されてました。
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2番出口に「世界豆漿大王」と書いてありますが、1番出口からで出口を右方向に歩いて行くほうがわかりやすいと思います。
尚、ここ以外に台北市内に世界豆漿大王の支店が3つあるようですが、永和本店が一番MRTの駅からも近く利便性が良いかもしれません。


世界豆漿大王(永和本店)

新北市永和區永和路二段284號
営業時間:24時間

西園店:台北市西園路二段216號-1
松隆店:台北市松隆路70號
民族店:台北市民族路292號